中心点復元、横断面図点検の業務です。
上空視界は上々
ならば…と、横断測量はRTK-GNSSで実施しました。
VRS方式による横断も可能ですが
どんな施工現場でも同じですが、当施工にあたり必ず基準となる
基準点及び仮BMがあります。
その基準点、仮BMを基準として施工が行われます。
VRSの場合、最寄の電子基準点から生成しデータが送られてきますので
現場の基準点、仮BMと必ずしも整合性が取れてるわけではありません。
特に高さ関係は仮BMが基準となりますのでVRS方式では整合性が取れません。
ハイテクな技術ですが、こういった場合はVRS方式はご法度。
通常のRTK方式で、固定局に一台受信機を設置します。
作り出す移動局側のデータは
固定局の成果値X,Y,Zに依存しますので、現場エリア内での整合性がとれます。
今回は移動局を2台、2人で2班体制。
各々散らばって横断測量を実施します。
進捗率も2倍です。(かなり魅力的です)
移動局初期化後、別の基準点で点検を行います。
特に気になるのが高さ…ですが
直接水準成果値に対して精度は±7mmくらい。上々の精度です。
横断測量には申し分ないです。
いざ、観測!
数分後、互いに固定局に戻ってきました。
『再初期化中から初期化しない』
共に同じ現象…
????なぜ…
再度初期化をやり直しても同じ…
はて????
で….いつもお世話になってる『もしもしコール!!』
電話口の向こうから、
『現在衛星は何個受信してます』
『GPS9個グロナス8個の17個です。』
異常に多い…
固定局から移動局に補正情報を無線を介して送るのですが
衛星が10個以上だと遅延何やら・・とかで送りきれないらしいです。
ほぉ…初耳
で、受信衛星を上限10個に設定
その後、スムーズに初期化
なるほどねぇ…ひとつ勉強になりました。
その後はすこぶる順調で…
予定より早く終了です。