排水機場前の深浅測量業務です。この業務の客先様も弊社ホームページを見たのですが…
と、非常に有り難く感謝感謝の業務でございます。深浅測量で現在弊社が使用してるGPSはディファレンシャルGPS。
ビーコン波補正を施し位置誤差70Cmくらいです。
写真は昨年導入したDGPS。これはビーコン波補正ではなくMSAS補正です。
http://www.aoisonic.com/waas/waas.htm
両者を使ってみて若干写真のDGPS機のほうが受信が良いように感じます
精度は共に同じくらいです。
ただビーコン波は内陸部で海岸域から200Km圏内までしか電波が届きません。
長野県あたりですと届かなかった痛い思い出があります。
MSAS補正ならその辺は心配することなく出来ます。
もっとも上空視界が悪いのは問題外ですが…
DGPSで連続記録が1秒に1個、音響測深器が1秒に6個データをリアルタイムに取得します。
この双方のデータを時間で同期化させて3次元データを生成します。
深浅測量誘導画面を見ながら基線に乗るように船を走らせます。
リアルタイムデータなので遅れ補正は掛けてますがやはり遅れは否めません。
ですので極力低速で船を走らせる事で解消してます。
だいたい1秒間に1m位の速度がベストかな…(私見ですが…)
今日は比較的小規模な範囲でしたので、弊社の船を使用しました。
電動船外機です。波の影響を受けないため池等にはベスト!
港湾での浚渫や床掘工事での事前、事後、出来型の依頼では船頭付きの船外機を借りて
作業をします。
もっぱら作業の進捗状況は船頭さんの腕一つ!!
後、RTK-GPSで行う深浅測量もあります。
RTKですと位置誤差は500円玉圏内、高さ誤差も10Cmに満たない為
潮位補正も行わなくても良いです。GPSで3次元データを取得し音響測深器で得た水深をプラスします。
船が揺れても潮位から水深を読み取ってる訳ではないので潮の影響を受けません。
精度的にはRTKが抜群ですが、なにせ水の上、陸のようにはいきません。((+_+))
GPS時代ですね。
弊社の設備は古くて、完全対応とは行きません。
今の時代、機材をそろえるよりも得意分野で手を取り合う方が良いかもです。