動態変位観測

apeo技研 52歳になりました入社一年生社員 「mogera」です。。。

とある工場の裏手法面が地滑りを起しているとのことで動態変位観測のご依頼がありました

変位観測の一番重要な点は「不動点をどう設けるか」につきます
今回は小規模の上、計測回数も数ヶ月で数回
よって、基準とする構造体の設置や、GNSSでの定点観測は調査規模から手法として除外

この場合、現地の不動(と思われる)箇所に構造物があり、それを不動点としてそこからの単純計測を行うのが最もベストですが、事前資料ではそのような箇所もないような 若干の不安要素をもって現地に出向くと
・・・やはり 何もない あるのは地面だけ。。。。むむむ困ったなぁ

と いうことで 。。。机上策定した手法
致し方なくになっちゃうのですが 不動(と思われる)箇所の地面に太く長いプラスチック杭をべた打ちし原点
この原点に対し方位点を設置。。。幸い今回はこの方位点は構造物に設置ができましたが
この2点をGNSSを使用して電子基準点3点を使用し平均計算にて成果を確定
2回目以降の変位観測では、この原点・方位点を再度GNSSで観測し変位の有無を確認して許容範囲内ならば移動は無しとして基準成果を使用する
念のために原点・方位点とも方位標を設定 これでも成果の変動状況の立証はできるのかな?と

変位点は法面に木杭を設置 およそ20箇所
原点1点より方位点の方向角のみ採用し、1点1方向にてTSで放射観測による変位点の観測
座標及び標高差で変動ベクトル図および変位グラフを作成

つまり、よく言えば「外部評価の手法を採用」ということになるのですが この方法が良いかどうかは・・・
2回目はおよそ3ヶ月先になります ここでこの手法の良し悪しが判明しても困るのですが
何もない平原の変位観測に、他に良い出立てはないか模索中です

企画の段階でGNSSとTSのカタログスペックにて作業毎の機器の採用を比べたのですが
GNSS ※スタティック
水平:(3mm+0.5ppm×D)m.s.e
垂直:(5mm+0.5ppm×D)m.s.e
TS
角度:5”
距離:(2mm+2ppm×D)
なんかこのスペックだけ見てると、GNSSで”ひょい”って単点観測した方が良い感じがしますね
しかし、どうしても 親爺の昔の感覚なのかもしれませんが GPSは座標2cm高さ3cmが精度だと思ってますので、変位観測のようなmmオーダーがどうなの?って測量には端的に使えない感じが・・・これも本来検証すべきなんでしょうけどね

GNSSの計算も単純平均で良いのかは不安材料かな
クイックルック解析の強みが実感できるのかもしれないなぁ
クイックルック 自分でできるように ならねばならんなぁ。。。なんて思いながら
もうひとつ課題・・・原点が不変であると算定する基準を策定しておかねばばりません

いやはや、またしても 研究課題が増えました。。。

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