御社の工場 インフラ「以前」の整備 できてますか?
アペオ技研壮年測量屋さん「㎡ogera」です♪
提案。。。というか 既にアペオ技研では実業になっていることの ひとつですが
「御社の工場 イントラ整備やインフラ整備 の ”以前” に 工場自体の 全体的な施設状況 把握できてますか?」
と いうことで 工場を上から見た 写真です。。。方位や距離間隔もってます。。。
土木測量分野の地形計測では、UAVの活用がレーザー主流になりつつありますね。
まぁ 当然なのですが・・・ 写真測量では上空からの表面しか見れない つまり 測量で言うところの「視通がある」状態でないと計ることは不可能な訳で
つまり 裸の地形などの上空ならまだ有効性はあるのですが、樹木帯では写真撮影からの測量はお手上げです。
・・・測量行うのにむしろ裸地の地形など少ないと思うのですから利用がどうしても限定的になります
よって、UAVの写真計測は将来的には「下火」になっていくだろうな ・・・ってのが 私の個人的な見解ですが
かといって、写真測量の有効性も 決して捨てることはない、むしろ使い方によっては 非常に有用だと思っています。
そこで 改めて。。。
「御社の工場 イントラ整備やインフラ整備 の ”以前” に 工場自体の 全体的な施設状況 把握できてますか?」
なにも工場に特定しなくても良いのですが、特に大規模な施設をお持ちの、それも創業が長い会社様にあるようですが
企業の発展に伴い、敷地の増設 や 施設の建て増し で その物体や土地の管理自体が後手になってしまって
内部の近代化は進んでいるが 実は 外部の建物・施設間の関連は 実はそんなにうまく把握出来てない・・・ とかなっていませんでしょうか
施設管理担当としては
・全体管理を行うにしても 正確で詳細な施設位置が把握されている図面がなく 部分管理しかできない
・相互のバランスを見据えた 適所の施設向上をはかりたいが 取り急ぎ不具合がおきたところを修復せざる得ない
・土地の追加造成や建て増しで 土地の形自体の全容把握ができていない
などなど全体的な問題があり 例えば具体的には
・排水などが取り急ぎの引き回しになってしまってサイクルコストが高い
・土地の傾きが把握できていないので、ひとたび大雨がきたら水害の恐れが
・増設をしたいが 具体的に どこに どんな面積の建物を建てれるのか
・交通網、資材の流動計画がままならない
など 困った問題が発生している場合も あるのではないでしょうか
・・・わたくし このあたり まったくの素人で 他にも多々問題点があるのでしょうか
今回、ご相談いただいたお客様も そのような問題をかかえ
いったん、現在の工場施設の 正確な施設配置状況 や 土地の勾配の検出 排水管理の状況把握 を行わないとこの先の運営計画に支障をきたす恐れがある
これを 効率良く 効果があるものを 短時間で 安価にできないか というものでした
おおよそ10万㎡強の工場施設なのですが、老舗の工場は、管理用図面が いわゆる「ポンチ図」のような縮尺も疑問なものしかなく
施設の建て増しを計画しているが その前に具体的な前提である 現状を把握できる地形原図の測量図面 が必要 と判断されたものです
そこで UAVでの写真撮影から 高精度な オルソ画像 を作成し 平面図(地形図)がわりに使用してはいかがか?
というご提案をしました。
必要にあわせて、このオルソ写真から 部分的でも、従来の設計施工用地形図を作図 することも可能です。
上記は全景ですが、調整図面の縮尺を一般的な1/500としました。
これならば 下の写真のように 建物は当然ですが、水路の枡や施設内の白線なども明瞭に目で判断できます。
従来の測量では この写真をなぞり書きして平面図を製図するのですが、実はこの平面図ってのが図記号の点で一般の方には馴染みにくくやっかいなので、
むしろ、この写真のほうが鮮明に 何があるのかが解り 施設管理を行ううえでは このままの写真のほうが都合が良い
と ご判断いただきました。
また、この工場の問題のひとつは 施設より工場内道路のほうが高く よって ひとたび大雨が振ると工場内に水が流れこみ
万が一の 機器の水没などによれば その被害額は うん百万円 とのこと(汗)
・・・機械の損失・修理から生産のストップ、顧客への納入遅滞も招けば
その企業的な損失額を考えると測量にかかる費用をてんびんにかけるまでもない との高い次元のご判断でした
大規模な施設の運営管理では 私どもが想定する以上のご苦労を感じました。。。う~ん勉強させて頂きました
これを回避するために行っている 排水施設が複雑に入り組みすぎている とのことでしたが
作成されるものが三次元画像ですので、ここから、工場施設直下と、道路面の高さ(標高)を正確に図面に記載することもいたって可能です。水路下の高さまでは提示することはできませんが、十分な利用価値とのことでした。
・・・写真測量ってのは 単なる画像ではなく 高さ(標高)も 算出できるってところ キーポイントで覚えておいてくださいね♪
残念ながら、10万㎡もある1枚のオルソ画像は 正直なところ 通常の パソコンでは大容量すぎて 扱えません。。。とほほ
ですので、16分割して A3サイズの図面 も 追加で調整 ここに 先ほどの標高値 と 100m毎の基準線 を記入
当然 図面を切り張りして繋げていただけるように図割線も記入し 以下のような 商品を作成してみました。
・・・PDFです。これならば 一般的なパソコンで ごく普通に印刷し 取り扱いできます。
これは、一般の方にはひじょうに使い勝手が良いものと自負しています。
施設の位置や大きさを把握するには 印刷したA3版の紙の上で 1/500のスケールで 直接計っていただければ
距離 も 面積 も おおよそのの位置関係も 記載されている標高から高さも 図上把握することが可能です。
考えてみれば、お客様は測量など知らなくても良いのです。欲しいのは「で?この長さなんぼなの?」ですものね。
測量 ってのは お客様が求めるものを専門的な見地から作成すること が 重要です。
結局 いかに規格に合致していようが、精度があろうが 使い勝手が悪ければ 本末転倒ですものね。
どうぞ、難しく考えないで というか 難しい専門的な事は「もちはもち屋」に任せて
「こんな問題あるんだけど なんとかならん?」 って ご相談 お待ちしてますね♪
・・・なお このブログの画像は かなり容量小さくしてあるので劣化してます。本物は こんなものではないっす!えっへん(笑)