地上スキャナを複合使用する

アペオ技研mogeです。地形計測でモバイルスキャナを使用しています。

先日、とある平面図作成業務の現場で、RTK-GNSS方式により主に構造物を実測した後、
その補完としてモバイルスキャナを利用しました。
地形状況の計測(等高線)はスキャナを使用する作業計画なので、RTKは構造物のみしか計測しないので、地面・斜面の測定を割愛できる分、作業全体で効率よく時間短縮できますね。

この作業区域は、建物跡地に若干の高低差がある環境で、業務目的は造成計画です。
形状を詳細に把握し、必要に応じて断面図作成にも対応できるよう、
せっかくなので(笑)手頃なモバイルスキャナも導入してみました。

測量機器は、FARO社製の「Orbis Premium」です。
 Connectは、FAROが買収したGeoSLAM社の点群処理ソフトウェアで、
 Orbisモバイルスキャナ専用データの解析を中心に行います。
 Connectは、「移動体スキャナー(モバイル)による高速な自動処理」に
 特化したソフトウェアです。

実は、基準点設置時にTLSのTrimble SX12による全方向スキャンも行っていました。
…これ、アペオ技建の最近では 基準点観測=TLS観測 が既に標準化になってます(笑)

しかし、4級基準点を約50m間隔で配置した計測位置では、どうしても視通方向にある構造物しか計測できず、その裏側には点群が存在しない状態になってしまいます。

そこで今回は、機動性の高いモバイルスキャナを併用利用し、不足する三次元点群を補完する作業構成としました。

現地は、三次元計測としてはかなり厳しい環境でした。
草丈30cmほどの草が密集している草原で、通常のアプリケーションでは自動除去がなかなか困難な条件です。

ここで、兄弟会社(株)GEOQ による 「技(アプリ)」 を導入!
……ごめんなさい、企業秘密ですので内容は公開できませんが(笑)

草を綺麗に自動除去してグラウンド化し、そのうえで 10cmコンタ!!! を調整。
そして、縮尺1/100の平面図へ投影しました。
三次元点群から好き放題(笑)独立標高点を摘出し図示できるのもメリットですね。

結果として、かなり良い平面図の“素図”ができたと思います。

本来、縮尺は1/500でも十分なのですが、対象面積が1000㎡程度と小さい一方、建物遺構が密集しているため、測量屋としては図示表現が「気に入らない!!!」状態でした(笑)

そこで思い切って1/100に変更したところ、かなり満足のいく平面図になりました。

……まぁ、mogeの自己満足かもしれませんけどね(笑)

ただ、現在のデジタル計測の活用は、実用面で すでにここまで来た使い方になっている、
ということなのだと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です