UAV NIRレーザ測量
UAV NIRレーザ(近赤外線)測量による点群成果です。わずかな隙間(光が地表に届いていれば)レーザは地表を捉える期待が大きくなります。取得したオリジナルデータから地表面分離フィルターで地表とそれ以外を分離し、地表面(グラウンドデータ)のみを抽出し、内挿補間によるグリッドデータ(0.5m間隔を標準)として作成します。グリッドデータから3次元等高線データを作成
三次元点群地形測量
UAV NIRレーザとSLAM LiDARのhybrid計測
黄色のUAV NIRレーザを使ったオリジナルデータと白色のSLAM Lidarの計測データをマッチング
山間の沢尻部分が深く樹木の密度が濃く繁茂状態の地形(特に夏場等の繁茂時期)はUAVレーザだけでは、地表に到達するレーザ照射率が著しく低下し、下図のような欠測部分が多く発生する(黄色点群),GNSSが受からない森林内でのSLAM LiDARは絶対座標の取得は不可であるが、相対位置はSLAM LiDARで取得できるため、UAVレーザの絶対座標にローカル座標であるSLAM LiDARデータをICP(Iterative Closest Points)のアルゴリズムを使ってマッチングを行いUAVレーザの絶対座標にスキャンマッチングさせます。
UAVグリーンレーザ測量
UAVグリーンレーザは、近赤外線レーザに比べ、出力が高いため山間部の沢が深い地形や地形的に高度を下げれないような特殊な地形の場合にも有効利用できます。グリーンレーザは水を透過する特徴を持っていますが、水部に限らず地表部分も照射が可能です。近赤外線レーザでは不可能ある、水部及び濡れた地表、コールタールのような黒い物体も照射しますので、水陸両用での活用も魅力のひとつです。水部に至っては光の屈折が発生しますので屈折と同時に時間の遅延も発生しますので、後処理で補正処理を行う必要があります
計測エリアは1ha以下~100haを超えるエリアまでアペオ技研は幅広くご対応致します。計測エリアは日本全国対応可能です
河川深部の点群取得
オリジナルデータ
分離フィルタリング処理
オルソ画像
沿岸部
CS立体図
UAVグリーンレーザと無人船マルチビーム測量の併用
マルチビーム測量
アペオ技研は国際水路機関(IHO)に基づいた精度管理を行います。
※IHOは、海図や⽔路誌などを改善し、全世界の航海をより容易かつ安全
にすること⽬的としており、「国際⽔路機関条約」に基づく国際機関です。
海は全てつながっているため、国際的に統⼀された基準で、測量を⾏い海
図を作成する必要があり、IHOは、国際基準の作成や海図の品質向上に関
する重要な役割を果たしています。
※海上保安庁HPより抜粋
Total propagated uncertainty (TPU)
水の濁度が高い場合、グリーンレーザ計測は不可となり無人船マルチビーム測深機での計測、船外機で艤装する手間や船長1,800mm、吃水0.2mの特徴を生かし、小エリア範囲での計測に有効
GNSS SLAM LiDAR
GNSSが受信できないSLAM計測の場合
UAVレーザで補えない繁茂の激しい樹木下の地表、道路端から山林へと立ち上がる尻部分、吹き付け、構造物等はSLAMA計測で補いUAVレーザの絶対座標に紐づけします